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秋の健康診断始まります🍁

わんちゃん、ねこちゃんは1年に7~10歳年を取ると言われています。
そのため当院では半年に1度の定期的な検査をお勧めしております。
10歳以上のシニアのわんちゃん、ねこちゃんには特におすすめです。


秋の健康診断では血液検査により、体のスクリーニング検査が行えます。
血球検査:貧血や炎症がないか
生化学検査19項目:様々な臓器の機能異常がないか
といったところを調べていきます。

通常¥14.168のところ、10月1日~11月30日まで¥6.710で受けていただけます!
この機会にぜひご検討ください。
※なお、秋の健康診断は予約の必要はございません。
 診察時間内に「WEB予約」にて診察の順番をお取りになり、ご来院ください。




Mansonって久しぶりに見ました。

【感染症】
マンソン劣頭条虫という言葉、あまり聞きなれないのですが、我々獣医とか公衆衛生関係で勤務している人間は聞き覚えがある言葉です。
これは、爬虫類、鳥類、一部の哺乳類を中継宿主(待機宿主)とし犬や猫を最終的な宿主(終宿主)とする寄生虫のことです。
1882年に英国スコットランド人医師のパトリック・マンソンが一人の中国人の皮下から12匹の幼虫を発見したことから端を発します。
これは人にも感染するためにズーノーシスと言われます。
人への感染は待機宿主内の寄生虫(プレロセルコイド)が感染することで生じます。例えば感染している鶏の生肉を食することで伝播するのです。
人間における症状は不規則な発熱、移動性皮下腫瘤、倦怠感、腹部膨満感、寄生している臓器によって異なります(眼瞼、頭蓋、心臓)。
我々もそれほど日常診療では遭遇することはない寄生虫です。
これは猫ちゃんが吐いて出てきたのですが、長くないですか?
この猫ちゃんはよく外出するので、感染したトカゲか何かを捕食したと思われます。

拡大するとこんな感じ

見た目が少しグロイのが特徴ですね、もう少し可愛かったらよいのですが。


デンタルキャンペーン始まります!

お家のわんちゃん、ねこちゃん、歯石はたまっていませんか?
歯石がたまると歯周病菌が増え、歯周病・歯肉炎となります。
さらに歯周病菌が体の中に入ると心臓病、腎臓病に繋がることもあります。
歯石がたまってきているようでしたら一度、歯のお掃除を検討してみませんか?

受付期間は2025年9月1日(月)~9月29日(月)までです。
期間中に処置日をご予約いただくと、通常¥65000~¥70000程かかってしまう処置(麻酔前検査+麻酔+歯石除去)が¥42.900で受けていただけます!
さらに、きれいになったお口の健康維持に適した、歯ブラシ・歯磨きペースト・歯磨きガムもプレゼントpresent
ご希望の方はお口の状態チェックと予約が必要になりますので、1度診察にご来院ください。
※キャンペーンの対象は10歳未満のわんちゃん、ねこちゃんのみとなります。
※歯周病が重度で抜歯が必要な場合、別途費用が掛かります。

その他、詳細や不明な点はお問い合わせください。






腎臓摘出

【泌尿器外科】
腎臓摘出は片側の腎臓腫瘍、腎膿瘍、腎のう胞、腎周囲のう胞、水腎症で主に行われます。
今回は、腎周囲膿瘍から腎炎を起こし、抗生剤などの対症治療への反応が悪く、食欲・元気も消失したため、片側全摘出を行いました。

病的腎臓のため、周囲との癒着が激しく、腸への巻き込みもありましたが、何とかなりました。
摘出した腎臓、大きいですね。

術後の経過もよく、頑張ってくれたわんちゃんには感謝、感謝です。良かった!!

腹腔鏡による潜在精巣摘出

【腹腔鏡外科】
精巣が腹腔内に停留したものを潜在精巣といいます。
潜在精巣は通常通りに下降した精巣よりも腫瘍化しやすくその割合は10倍に上ります。

摘出した潜在精巣は画面左のように委縮しており、栄養状態も悪いゆえ精子の生産数もまた精子活力も悪いため繁殖能力が落ちます。
また遺伝的背景もあるため、繁殖には不向きといえます。
当院では以前は開腹にて摘出していた潜在精巣ですが、近年では腹腔鏡を用いて対応しております。
一つ一つの術創が小さいため、大きな術創と異なり痛みが小さいのが特徴です。

術後の俯瞰図






尾骨奇形の先には

【形成外科】
犬猫問わず尾骨の奇形に遭遇することがあります。
当院ではボストンテリア、フレンチブルドックなどで何らかの対応を選択するケースが見られます。
犬の話ですが、短頭種は胸椎腰椎、尾骨の奇形が多いのが特徴です。
胸椎や腰椎では連続する椎骨の強度不安定からその部位で痛みを伴ったりします。
また、尾骨で問題となるケースでは蛇行あるいは折り返すことで、その部位の皮膚が圧迫され炎症が断続的に発生するため、不潔になり二次感染を伴います。加えて、直腸あるいは肛門方面に圧迫が生じれば便が出にくくなるため、便が細くなるケースも遭遇いたします。

このように肛門が左によって、下方の皮膚が圧迫されています。

皮膚が赤く爛れていました(青〇)。痛々しいですね。

矯正後です。
今は悩まされていた皮膚炎もなく、匂いもなく、快便lifeを送っておられるようで安心です。

骨の腫瘍

【腫瘍外科】
犬の骨肉腫はごく稀に認められる原発性骨腫瘍で、骨格に発生する悪性腫瘍の8割以上を示します。
多くが四肢骨肉腫(75%)で、その他が体軸骨格に発生します。中高齢の大型犬に好発しますが、小型犬にも発生します。
四肢骨肉腫は、前肢では上腕骨近位・橈骨尺骨遠位で、後肢では大腿骨遠位・脛骨近位及び遠位で多く認められます。
主な症状は疼痛による跛行です。
これはそのレントゲン画像ですが、骨の吸収像を認め、病的骨折を引き起こします。

また、この腫瘍の特徴として生物学的挙動が悪く転移する能力が高いという点です。
小型犬に発生した四肢骨肉腫は大型犬のものと比較して悪性度はやや低いと考えられます。
そのために、早期発見と早期治療の介入が肝要といえるでしょう。


治療は外科的骨切除、化学療法、放射線療法が軸となります。
高齢の大型犬に問わず小型犬にも見られますので、高齢だから「関節炎かな」、「パテラかな」と判断せずに、ご相談ください。


生後半年くらいのトム(ハンクス)です。
目が狙っているのですが、なかなかのイケメンです。



ゴールデンウィークの診察について

ゴールデンウィークがもうすぐ始まりますね。
この時期は、日照時間も長く、心地のいい気候が続きますので、ワンちゃんの達の散歩もやりやすいと思います。
さて、当院のGW期間中の診療日程については下記のようになります。


5月3日(土) 9:00〜12:00 (午前診のみ)
5月4日(日) 9:00〜12:00 (午前診のみ:予約診察)
5月5日(月) 9:00〜12:00 (午前診のみ)
5月6日(火) 休診

5月7日から通常診療となります。

フィラリアおよび狂犬病ワクチン予防が始まっており混雑が予想されますので、WEBで順番予約をされてからのご来院をお勧めいたします。
日曜日の診療は事前予約制となっておりますので、宜しくお願いいたします。
なお緊急のケースはお受けいたしますので、ご連絡ください。

皆さま、楽しい休暇をお過ごしください!!

菊ちゃん有難う!!

昨年12月17日に菊ちゃんが膵炎・肺炎で亡くなりました。
開業してから飼いましたが、当初はまだ2カ月齢で小さく、体が弱かったため心配しましたが、心配をよそにすくすく成長しました。
我が家の歴史とともに歩んできたと苦楽を共にしてきたと思います。
また、どうしても輸血しなければ命が助からない場合は、協力してもらったことがありましたね。本当に辛抱強いこでした。
桜を見ると一緒に歩いたことを思い出します。しっぽをなびかせながら楽しそうでした。
寂しいですが、本当にありがとう!!

胸腰部椎間板ヘルニア(Gread Ⅳ)

【神経外科】
3歳9か月齢のMダックスフンドで突然の両後肢麻痺、排尿障害のみられたグレード4の腰部椎間板ヘルニア症例です。
MRI画像検査にて脊柱管内に広範囲に椎間板物質による圧迫を疑ったため、早急に外科的処置および再生治療を施しました。
(手術後翌日)
(手術3週間後)
早急な対応と適切な処置を施さなければ歩行障害が残ることもありますので、非常に神経を衰弱しますね、無事に歩けて本当に一安心です。

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