HOME > インフォメーション > SUBsystem リカバリー

インフォメーション

< Prev  |  一覧へ戻る  |  Next >

SUBsystem リカバリー

猫の尿管閉塞は高齢だけではなく若齢の猫も発生することがあり、片側・両側ともに発生します。
その場合の外科的対処法は尿管切開摘出、尿管ステント、SUBsystemなどがあります。
SUBsystemはここ数年トピックである新規の治療法で主に大学病院や二次診療施設などで行っている風潮です。
理屈的には閉塞側の腎臓と膀胱とをアクセスポートを介してカテーテルで交通させる手技です。
閉塞している尿管は無処置であるため新ルートが生命線となり、これに障害生じると生命に関わることとなります。
今回はこの新ルートが何らかの原因で外れ尿腹になった患者さんの対応をしました。

赤丸のカテーテルが外れています。

お腹には600ccの尿が貯留していました。。
古いカテーテルを除去し新規カテーテルを再装着して終了ですが、そのカテーテルが国内未発売のため販売元の米国から輸入し税関手続きを経て入手するまで2週間以上かかりますので、手術は2回に分けて行いました。

摘出したカテーテル。
お腹がずいぶんすっきりして帰りました、一安心です。

< Prev  |  一覧へ戻る  |  Next >

このページのトップへ