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HOME > インフォメーション > やはり怖い、子宮蓄膿症
インフォメーション
やはり怖い、子宮蓄膿症
子宮蓄膿症は未避妊、高齢のワンちゃんで発症します。
ホルモンバランス異常により、免疫力が低下し子宮内に大腸菌などの細菌が定着し蓄膿症に至ります。
根本的原因は、外科的子宮卵巣摘出となります。
合併症は様々ですが、今回はやや程度が重いもので壊死した子宮壁から血膿が漏出して、濃腹を起こしておりました。
状態は非常に悪く、敗血症から低血圧性ショック、血液凝固異常を起こしており、また術後も低血糖、急性腎不全となりました。
こちらは摘出した子宮の画像ですが、鑷子を通している箇所が穿孔部位です。ここから腹腔内に漏出したものと考えられます。
術後暫くの腹水管理、感染症管理、血糖値管理、血圧管理などを施しながら、昼夜ICUにて入院管理し、無事に回復・退院となりました。
「子宮蓄膿症は外科で取れば治る」では無く、全身疾患となり、病態に則った内科管理が治癒のカギと言えます。
ホルモンバランス異常により、免疫力が低下し子宮内に大腸菌などの細菌が定着し蓄膿症に至ります。
根本的原因は、外科的子宮卵巣摘出となります。
合併症は様々ですが、今回はやや程度が重いもので壊死した子宮壁から血膿が漏出して、濃腹を起こしておりました。
状態は非常に悪く、敗血症から低血圧性ショック、血液凝固異常を起こしており、また術後も低血糖、急性腎不全となりました。
こちらは摘出した子宮の画像ですが、鑷子を通している箇所が穿孔部位です。ここから腹腔内に漏出したものと考えられます。
術後暫くの腹水管理、感染症管理、血糖値管理、血圧管理などを施しながら、昼夜ICUにて入院管理し、無事に回復・退院となりました。
「子宮蓄膿症は外科で取れば治る」では無く、全身疾患となり、病態に則った内科管理が治癒のカギと言えます。
2024年6月 3日 10:42