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半導体レーザーによる腫瘍切除

当院では最近、半導体レーザーを用いた治療を行っております。

これにより、多くが無麻酔あるいは局所麻酔にて体表の腫瘍の切除・蒸散が可能となります。

また、侵襲も少ないため、それほど強い痛みも感じずに、日帰りでの処置となります。

初めに、高齢の大型犬。処置前は常に自傷のため出血していた皮脂腺腫瘍疑い。


処置直後ですが、数週間で上皮化していくことでしょう。


次に17歳と高齢の為に全身麻酔ができない子でした。絶えず出血と匂いで悩まされており、本人も気にしておりました。巨大の為に局所麻酔にて処理。


2週間後。ご覧いただけます通り、徐々に上皮化しております。本人はもう気にしておりません。


最後に、猫の足先に出来た肥満細胞腫。肉球辺縁に発生していたため肉球をどうするかですね。


これは、インドシアニングリーン(IG)にて処置後に蒸散させます。
半導体レーザーの波長とIGの吸収波長が近いために、光と色素が重なった部分の温度が上昇するため、相性が良いんですね。肥満細胞腫は厄介な腫瘍のため、念入りに行います。


これで完了、肉球は温存しました。これも数週間で上皮化します。術後のカラーも必要ありません。

ペットのイボのことで気になる方はどうぞご相談下さい。

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