HOME > インフォメーション > アーカイブ > 2021年4月

インフォメーション : 2021年4月

SUBsystem リカバリー

猫の尿管閉塞は高齢だけではなく若齢の猫も発生することがあり、片側・両側ともに発生します。
その場合の外科的対処法は尿管切開摘出、尿管ステント、SUBsystemなどがあります。
SUBsystemはここ数年トピックである新規の治療法で主に大学病院や二次診療施設などで行っている風潮です。
理屈的には閉塞側の腎臓と膀胱とをアクセスポートを介してカテーテルで交通させる手技です。
閉塞している尿管は無処置であるため新ルートが生命線となり、これに障害生じると生命に関わることとなります。
今回はこの新ルートが何らかの原因で外れ尿腹になった患者さんの対応をしました。

赤丸のカテーテルが外れています。

お腹には600ccの尿が貯留していました。。
古いカテーテルを除去し新規カテーテルを再装着して終了ですが、そのカテーテルが国内未発売のため販売元の米国から輸入し税関手続きを経て入手するまで2週間以上かかりますので、手術は2回に分けて行いました。

摘出したカテーテル。
お腹がずいぶんすっきりして帰りました、一安心です。

ゴールデンウィークの日程(ご確認下さい!!)

ゴールデンウィークの期間中の診療時間は下記の通りです。

4月29日(木)午前診療
4月30日(金)午前・午後診療
5月1日(土) 午前・午後診療
5月2日(日) 午前診療
5月3日(月) 休診
5月4日(火) 休診

5月5日(水) 午前診療

5月6日(木)より通常通り診療致します。

5月3日(月)は休診致しますのでご了承下さい。

爪はしっかり切りましょう。

爪切りを長い期間しない場合、巻き爪といってかたつむりのように巻いてしまいます。
中には肉球に刺さったりしますので、ご注意下さい。

今回は指間の皮膚を穿孔しておりました。さすがに痛そうです!

1

« 2021年3月 | メインページ | アーカイブ | 2021年5月 »

このページのトップへ